「資金提供巡り取材と検証続ける」読売新聞東京本社・稲垣信氏【2022年度新聞協会賞受賞スピーチ】

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巨額の五輪マネーに厳しい視線が注がれる中、日本のスポーツビジネスの第一人者に疑惑が持たれている事実をいち早く国民に知らせた報道で2022年度新聞協会賞を受賞した読売新聞東京本社・稲垣信氏が10月18日、新聞協会賞贈賞式で受賞スピーチをしました。
「東京五輪スポンサー企業による組織委元理事への資金提供が、多くの関係者への取材により明らかになった。刑事責任を追及されるような不正なのか、特捜部がいつ強制捜査に乗り出すのかという点を中心に繰り返し検討を重ねた。その結果、刑事事件に発展するのは確実と判断し、特報した。今後も取材、検証を続ける」と語りました。