https://www.youtube.com/watch?v=eJFTZJIb3do
ライブ映像流出サイトInsecam:http://www.insecam.org/en/bycountry/jp/
参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/d09dae7c56e0d408d626554cd64ec2fb392e9d61
こんにちは。今回は、読売新聞がスクープした衝撃のニュース、防犯カメラ映像の海外流出問題についてお話しします。保育園や工場の映像が、なんと、まさに今現在、海外のサイトで誰でも見られる状態になっているという信じがたい事実が明らかになりました。
中国製カメラのリスクや、実際に映像が見られるサイトInsecamの存在についてもご紹介します。軽く聞き流すだけでも理解できるようにお話ししますので、どうぞ最後までお付き合いください。
まずは結論からお伝えします。2025年9月から10月にかけて、読売新聞と情報セキュリティー会社のトレンドマイクロが共同で調査をおこないました。その結果、日本国内の保育園や食品工場、一般家庭などに設置されたネットワークカメラのライブ映像、約500件が海外のウェブサイトに無断で公開されていることが明らかになりました。
これらのカメラは、防犯や見守り、安全管理などを目的に設置されたものでしたが、設定ミスやパスワードが未設定だったことなどが原因で、誰でも簡単にアクセスできる状態になっているのです。
では、どうしてこんなことが起きたのでしょうか。ネットワークカメラは、インターネットを通じて映像をリアルタイムで確認できる便利な機器です。保育園では園児の様子を保護者が確認するため、工場では作業の安全管理のために使われています。ところが、初期設定のまま使われていたり、パスワードが設定されていなかったりすると、外部から簡単にアクセスされてしまう危険があります。
さらに問題なのは、こうしたカメラの多くが中国製で、製造元のサーバーに自動で接続される仕組みになっていることです。実際、ある設置業者の証言によると、パスワードを忘れた顧客の相談を受けて中国のメーカーに連絡したところ、ネット経由で遠隔解除されたというケースもあったそうです。つまり、設置した本人が知らないうちに、第三者が映像をのぞいている可能性があるということです。
この問題の根っこには、セキュリティへの意識の低さと、安さを優先して製品を選んでしまう社会的な傾向があります。特に中小企業や個人事業主、保育施設などでは、コストを抑えるために中国製の安価なカメラを導入するケースが多く見られます。
しかし、その裏には、情報漏洩やプライバシー侵害といった重大なリスクが潜んでいるのです。今回のように、保育園の園児の着替えや工場の内部作業の様子が世界中に晒されているとなれば、これは個人の問題にとどまらず、国家レベルのセキュリティ課題だと言えるでしょう。
では、こうした事態に対して政府はどう対応しているのでしょうか。多くの国民がいかりを感じているのは、政府が沈黙を続けていることです。SNSでは、日本政府はまた何も言わないのか、という声が相次いでいます。
テロや犯罪組織がこうした映像を悪用する可能性もあるのに、なぜ迅速な対応がとられないのか疑問の声が広がっています。国会議事堂や議員宿舎のカメラは本当に安全なのか。さらに、セコムなどの大手警備会社が中国製のハイクビジョン社製カメラを使っているという指摘もあり、問題は民間だけでなく公共機関にも及んでいる可能性があります。
SNSでは、さまざまな声が飛び交っています。あるユーザーは、ペット用の中国製カメラを購入し、アプリを入れて5分後に家の固定電話に中国語の電話がかかってきたと投稿しています。また別のユーザーは、安かろう悪かろう、タダより高いものはない、と皮肉を込めてコメントしています。
さらに、子どもが見られるのは特にヤバい、という切実な声もありました。中には、以前に小野田紀美経済安保大臣が指摘していたように、国会の掃除ロボットまで中国製で本当に大丈夫なのかと心配する投稿もありました。
そして、今回の事件を象徴する存在が、Insecamというサイトです。このサイトは、世界中のネットワークカメラのライブ映像を集めて公開しているもので、実際にアクセスすれば、日本国内のカメラ映像も多数確認できます。
その多くは、パスワードが設定されていないか、初期設定のまま放置されているカメラです。Insecamの運営元はロシアとされていて、セキュリティ意識を啓発する目的だと主張していますが、実際には誰でも簡単にアクセスできてしまうため、悪用されるリスクは非常に高いと言えます。
最後にまとめます。今回のネットワークカメラ映像の海外流出事件は、単なる設定ミスでは済まされない深刻な問題です。保育園や工場の映像が世界中に、まさに今現在、晒されているという事実は、私たち一人ひとりがセキュリティ意識を見直すきっかけになります。政府や企業だけでなく、私たち自身も、使っている機器がどこに繋がっていて、誰が見ているのかを意識することが大切です。
最後までご視聴いただきありがとうございました。概要欄には関連動画も載せていますので、ぜひチェックしてみてください。通知設定は「すべて」にしていただけると、次回の動画も見逃しません。高評価も励みになりますので、よろしければポチッとお願いします。
一人ひとりが関心を持ち、行動することが、社会全体のセキュリティを高める第一歩です。情報を知る、共有する、議論を広げる。あなたのその一歩が、未来の安心につながります。
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