【図解】ブラウザのキャッシュとは?クッキーとの違いや削除方法も説明!

IT企業に勤めておらずとも、一度は聞いたことがあるブラウザの「キャッシュ」という言葉。何となく分かっているけれど、ちゃんと分かっている人は意外と少ないのではないでしょうか。混同されやすい「クッキー(cookie)」と一緒に会話調で丁寧に解説していきます。


マキオ君、今日は何を聞きたいんじゃ?


はい!今日はキャッシュについて教えていただけないかと思い・・・!


キャッシュじゃな。よかろう、よかろう。ちなみに、なんでキャッシュなんじゃ?


キャッシュって「パソコンに情報が保存されている感じ」っていうくらいの理解なので、しっかり理解したいなと思いまして!あれ、それで言うとクッキーとの違いって何なんだろう・・・


承ったぞい。それじゃあ、キャッシュと一緒にクッキーの話も解説していくとするかいな。


ありがとうございます!早速、よろしくお願いいたします!

キャッシュとは

まず、キャッシュとは端的に言うと「ページを素早く読み込むための仕組み」です。

ページを閲覧する際には、そのページのダウンロードが必要です。しかし、いちいちダウンロードしていたのでは、毎回時間がかかってしまいますよね。

そこで、キャッシュによってページを素早く読み込み、快適にインターネットを使用することができるのです。

また、ブロガーの方ならあるあるかと思いますが、「記事を更新してページをリロードしているのに、内容が変わらない・・・」というのも実はキャッシュが作用しているからです。

それでは、その仕組みについて解説をしていきましょう。

キャッシュの仕組みとは

キャッシュを理解する前に、「コンピュータ」について少し勉強しましょう。

コンピュータはざっくりと下記の3つから構成されています。

  • CPU
  • メモリ
  • ハードディスク

それぞれの関係については、使い古された具体例ですが、

  • CPU:作業する人間
  • メモリ:作業机
  • ハードディスク:作業机の引き出し

で説明されることが多いです。

そして、作業を行う際には、CPUが必要な作業に応じてハードディスクからプログラムを取りだし、その途中経過をメモリに保存していきます。

言い換えると「人間(CPU)が作業をする時に必要な書類を引き出し(ハードディスク)から取り出して、作業机(メモリ)に置いておく」ということです。

また、メモリ(作業机)は、CPU(人間)が素早くアクセスすることができるので、非常に便利なのですが、シャットダウンする度に作業内容が消えてしまうので、長期的な保存場所には向きません。

一方、ハードディスク(作業机)はシャットダウンしても作業内容を残せるので、長期的な保存に向いています。しかし、CPU(人間)から素早くアクセスすることができない点が面倒くさい点です。



なるほどですね!確かに人間と作業机と引き出しに例えると分かりやすいです。ただ、これとキャッシュに何の関係があるのですか?


慌てるでない、慌てるでない。キャッシュとは、「ページを素早く読み込むための仕組み」じゃ。つまり、早く読み込むためには「事前に保存をする」ことが解決策になっているのじゃ。その点を解説していくぞ。


テク博士の言っている通り、キャッシュとは「ページを素早く読み込むための仕組み」です。「事前に保存をする」ことで、素早くページをダウンロードしているのです。

具体的には、ページを閲覧した情報は、ハードディスク(作業机)に保存されます。しかし、上記の通り、CPU(人間)はハードディスク(作業机)から情報を取り出すのに時間がかかります。

そこで、頻繁に使用する情報に関しては、ハードディスク(引き出し)からメモリ(作業机)にコピーし、CPU(人間)が素早く使いやすい状態にします



つまり、よく使うものは引き出しに入れておくのではなく、作業机に置いておくよってことですか?


うむ、その通りじゃ!キャッシュのおかげで、ページの読み込み速度が上がり、快適なインターネット体験を得られるのじゃ。


すっきりしました!これがキャッシュで、次が・・・クッキーでしたっけ?「1回ログイン情報を入力したサイトには、パスワードの入力をいちいちしなくていいやつ」くらいの理解なので、ぜひ教えてください!


合点承知!

クッキー(cookie)とは

クッキー(cookie)とは、「ユーザーがサイトを訪問した時に作成されるファイル」です。

クッキーの具体例としては、マキオ君が言っていたような「会員登録したサイトを2回目に訪れた際に、ログイン情報が既に入っている」等です。

こうすることで、ユーザーとしては、いちいちパスワードを調べなくて良かったり、入力ミスを防げたりと、利便性が向上します。

一方で「サイト上に自分のパスワード等の情報が保有されているのは危ないのではないか」と思った人もいるのではないでしょうか。

そういった点も含めて、仕組みから説明していきます!

クッキー(cookie)の仕組みとは?

早速復習ですが、コンピュータの大きな3つの構成要素は何でしょうか。

・・・

そうです、CPU(人間)、メモリ(作業机)、ハードディスク(引き出し)の3つです。

上記の通り、クッキー(cookie)とは「ユーザーがサイトを訪問した時に作成されるファイル」です。

具体的には、Webサーバーがクライアントコンピュータのハードディスクの中に保存するファイルをクッキー(cookie)と呼んでいるのです。
※クライアントとWebサーバーの関係が分からない人はこちらをご覧ください。
【初心者向け】ITエンジニアの種類や仕事内容を丁寧に解説!



ふむふむ。クッキー(cookie)はWebサーバーが作るファイルのことで、コンピュータの中のハードディスクに作られるのですね。


そうじゃ。続いて、なぜこれが「会員登録したサイトを2回目に訪れた際に、ログイン情報が既に入っている」のようになるのかを解説していくぞい。


分かりやすくまとめると、
1.サイトAに会員登録する
2.サイトAからクッキー(cookie)をもらう(その保存場所はハードディスク)

上記を1回目の訪問とし、2回目にサイトAを訪問した際には以下のようになります。

3.もらったクッキー(cookie)をサイトAに食べさせる
4.ログイン情報が既に入っている

つまり、1回目の訪問でサイトAからもらったクッキー(cookie)を、2回目の訪問時にはサイトAに食べさせてあげることで、サイトAはクッキー(cookie)の味と訪問者を紐づけ、ログイン情報を表示させているのです。

したがって、クッキー(cookie)はオンラインに保存されているのではなく、ハードディスクに、つまり自分のコンピュータの中に保存されており、原則安全なものとされています。

一方、その安全性に疑問が残っていることも事実であり、「クッキー(cookie)を削除する」という方法もあります。その方法に関しては、後ほど説明します。

キャッシュとクッキー(cookie)の違い


分かりやすく解説ありがとうございました!まとめると、

  • キャッシュは、ページを素早く読み込むための仕組み
  • クッキー(cookie)は、ユーザーがサイトを訪問した時に作成されるファイル

ということですね!


そうじゃ。ある種キャッシュとクッキー(cookie)に共通する部分としては「作業の効率化」じゃ。異なる部分としては「話の粒度」、つまりキャッシュは「仕組みの話」でクッキー(cookie)は「具体的なファイルの話」ということじゃ。


ありがとうございます!大分整理されました。ただ、クッキー(cookie)って個人情報も盛りだくさんで怖いですね。自分とか同じパスワードを使いまわしていますし、もし知られてしまったら・・・


確かに、リスクは0とは言い切れないかもしれんのね。それでは、念のためクッキー(cookie)の削除方法と、キャッシュの削除方法もついでに教えてやるかの。


よろしくお願いいたします!

クッキー(cookie)とキャッシュの削除・クリア方法

クッキー(cookie)やキャッシュを削除する場合、ブラウザ(ChormeやInternet Explorer)から行うことができます。デバイス毎に説明をします。

PCブラウザのクッキー(cookie)とキャッシュの削除・クリア方法

PCのブラウザで代表的なChromeやInternet Explorerの2つで方法を解説します。

Chormeのクッキー(cookie)とキャッシュの削除方法

1.Chromeを開く

2.「Ctrl + H」を同時押しする

3.画面左部の「閲覧履歴データを消去する」をクリックする

4.別タブが開き、「cookieなどのサイトデータやプラグインデータ」「キャッシュされた画像とファイル」をチェック

5.「閲覧履歴データを消去する」をクリックすれば、完了

Internet Explorerのクッキー(cookie)とキャッシュの削除方法

1.Internet Explorerを開く

2.「Ctrl + H」を同時押しする

3.画面右に「履歴」画面が表示される

4.「履歴」画面右上の「すべての履歴をクリア」をクリックする

5.「閲覧データの消去」画面にて「cookieと保存済みのWebサイトデータ」「キャッシュされたデータとファイル」をチェックする

6.「クリア」をクリックすれば、完了

スマホのクッキー(cookie)とキャッシュの削除・クリア方法

スマホの場合、iPhoneに標準インストールされているsafariで方法を解説します。

safariのクッキー(cookie)とキャッシュの削除方法

1.ホーム画面で「設定」をタップする

2.safariをタップする

3.「履歴とWebサイトデータを消去」をタップする

4.「履歴とデータを消去」をタップする

5.「履歴とWebサイトデータを消去」がグレーになり、タップできなくなった時点で完了です。



丁寧に解説していただき、ありがとうございました!

  • キャッシュは「情報をハードディスク(引き出し)からメモリ(作業机)にコピーし、ページの読み込み速度を早くする」
  • クッキー(cookie)は「Webサイトからハードディスクにクッキー(cookie)というファイルを渡し、2回目以降のWebサイトへの訪問時には、もらったクッキー(cookie)をWebサイトに食べさせる」

ということですね。


まぁ、ざっくりそうじゃな。本当はもっと細かい仕組みがあるのじゃが、ここまでにしようかの。詳しく知りたい場合は、専用のページを見ておくれ。


またレベルアップできた気がします!


それは、良かったのぉ。少年よ大志を抱け!