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【図解】インターネットワーキングとは?ネットワーク発展の鍵となる概念!

2017年11月3日

インターネットワーキングとはなんですか?

 

そんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

・インターネットワーキングの言葉の意味
・インターネットワーキングとはLANとLANをWANで繋ぐこと
・インターネットワーキングの重要性

 

 本記事の信頼性

ネットワークの概念として「インターネットワーキング」という言葉があります。普段あまり耳にすることがない言葉ですが、今後ネットワークを学んでいくにあたり重要な考え方となります。ちょっと難しい部分もあるかもしれませんが、まずはどういったことなのかを理解し、今後の勉強の土台にしましょう。

 

インターネットワーキングとは?インターネット上の仕事ではない

 

しょうたくんもネットワークについて少しずつ理解してきた頃やろ。
では今日は、インターネットワーキングについて解説しようか。

 

インターネットワーキング!最近流行ってますよねぇ。
インターネット上で仕事を請けて、自分の自由なタイミングで作業ができる。
でもそれって仕事のスタイルのことだと思うんですけど、ネットワークの勉強と関係あるんですか?

 

おっと、しょうたくん…それはクラウドワーキングと勘違いしてるんやないか?

 

え!?そのことを言ってるんやないんですか!?
名前が似てるから、似たようなものなんでしょうか?

 

しょうたくんが言ってるのは「クラウドワーキング」で、インターネットワーキングは似ても似つかぬまったく別の物や…


こんな感じをイメージしてたんやろ?

 

えええええええ!なんと紛らわしい。

 

確かに、今となっては紛らわしいという気持ちもわからんでもない。
とにかく今回はクラウドワーキングのことは忘れて、「インターネットワーキング」について解説するで。

まずは言葉の説明や。
そもそもインターネットワーキングは、「インター・ネットワーキング」や
「インターネット・ワーキング」ではないで。言葉の区切り箇所がわからないことが、混乱させる原因でもあるな。

 

そうだったんですね…インターの、ネットワーキング…??なんだかまったくわかりませんが…

 

日本語訳すると「インター:間」「ネットワーキング:繋ぐこと」や。
何かと何かの間を繋ぐことを指してるわけやな。

 

さっぱりわからないです~

 

ふむ、ものすごくざっくり言うと、「複数のLANを相互に繋ぐこと」やな。

インターネットワーキングは、「LANとLANを、WANでつなぐ」

 

複数のLANを…相互に繋ぐ?

 

LANについては以前勉強したやろ?

 

はい、家のイメージですね。玄関の内側というか。

 

そう、そのLANや。
「複数のLANを相互に繋ぐ」とは、言い換えれば、「家と家とを繋ぐ」というイメージやな。

 

う~ん…家と家を繋ぐ??橋でも作るのでしょうか?

ふむ、イメージできないのも無理ないわ。
ちょっと家だとイメージしにくいところもあるから、今回はLANを会社に置き換えて説明するで。

 

「会社と会社を繋ぐ」ということですね。

 

せやな、今回は最初からネットワークをイメージして話を聞いてほしい。
ここに二つの会社があるとする。
それぞれの会社は、それぞれ会社内用のLANがあって、社内のシステムを利用したり、ファイル共有による情報共有などを行っているわけや。

 

ある意味「玄関の内側」での情報共有ですね。

 

その通りや。
さて、そんな二つの会社が、今回合併することになったとする。

 

最近流行ってますもんね。企業のM&Aとか、事業提携とか…

 

そう、まさにそんなシーンやな。
会社が統合するとなったら、当然お互いに必要な情報は共有したくなる。
さて、どうすればええと思う?

 

……。ああ!わかった!WAN!WANですね!

 

そのとおり、前回の説明でもあったように、LANに無い情報を得るために、WANを使用するわけや。
WANを使って、二つのLANを繋ぐわけやな。
しょうたくんがさっき言った「橋」という言葉も、あながち間違いではないわけやな。

へへへへへ、僕ってセンスありますね。

 

自分で言うでない。

 

今説明してくれたことをまとめると、
「複数のLANを相互に繋ぐ」は、「LANとLANとを、WANを使って繋ぐ」ということでしょうか?

 

その通りや。なかなかやるではないか、しょうたくん!

 

へへへ

 

すなわち「LANとLANとを、WANを使って繋ぐ」それが、インターネットワーキングなんやで。

 

なるほど、理解できました。
…でもわりとこれって普通なことですよね。当たり前というか…

 

ネットワークとは、そもそも「当たり前」を実現するためのものや。
このインターネットワーキングには、重要な考え方がいっぱい詰まっている。
しょうたくん、今まで別々の会社で作っていたLANが、相互に通信できることを不思議に思わんか?

 

え…そうですかね…

 

それこそ、さっき橋の話をしたが、例えばそれぞれの会社のビルの3階同士を橋で繋ぐとした場合、なにか困りそうな気はせんか?

 

えと…あ!高さが揃ってないと、斜めの橋になっちゃいますね。

そう、あらかじめ他社と高さを揃えてビルを作ったりせんだろうから、そのまま繋ぐと傾いた橋になってしまい、まともに使えないはずや。
でも同じように別々で作っていたものでも、LAN同士ならスムーズに繋ぐ事ができる。なぜだと思う?

 

え…なぜって…なぜだろう。

 

あるルールに従ってLANを作っているからや。

 

ルール…ん?どこかで聞いた気が。

 

もう少しや、もう少しで思い出せそうやな。別の言い方をすると「取り決め」やったかな

 

ああああ!思い出した!プロトコル!通信プロトコルですね!

引用:HISOAP's Embedded Device Laboratory「プロトコルスタック」

 

せや、以前に学習した通信プロトコル、LAN同士を繋ぐ時は、相互に標準ルールである通信プロトコルにのっとるわけや。
それによって相互にスムーズな通信ができるようになるんや。

 

通信プロトコル…なるほど、こういうときに活躍するわけですね。

 

その通りや。以前の勉強ではイメージできなかった部分もあるやろうから、復習すると良いで。
インターネットワーキングを作業的にまとめると、

  1. 会社間を接続するために「通信プロトコル」に法り、
  2. 会社間を接続する手段として「WAN」を使用し、
  3. WANでそれぞれの会社の「ゲートウェイ」同士を接続する

という感じやな。

 

おおおおお~、今まで覚えてきた言葉たちがたくさん!
少しずつ、今までの学習内容が繋がってきた気がします!

 

「インターネットワーキング」は概念・考え方である

 

でもLAN同士の接続なんて、しょっちゅう行われてる気がするのですが、「インターネットワーキング」って、あんまり普段聞かないですね。

 

ふむ、インターネットワーキングはあくまで概念・考え方やからな。
例えばさっきの例で、LAN同士を繋ぐときなどは、そのまま言葉のとおり「LAN間接続」などと呼んだりする。

 

おぉ、本当にそのまんまですね。

 

日々ネットワーク業務に携わっている技術者にとっても、概念的な言葉であるインターネットワーキングは、普段そうそう使うことのない言葉やな。

 

【重要】インターネットワーキングこそ、ネットワーク発展の鍵となる概念!

 

今回、あえてあまり日常的に耳にすることのないインターネットワーキングを解説したのには理由がある。
それは、このインターネットワーキングこそが、現在のインターネット発展の肝とも言えるからや。

 

そうなんですか!?

 

しょうたくん、いま当たり前のようにあるインターネットやけど、これがどのように生まれたか知っているか?

 

いや…まったく知らないです。考えたこともなかったですね。なんとなく、わりと新しくできたってイメージくらいで。

 

インターネットの原型は、もともとはアメリカの軍事機関の研究用に作られたものや。
研究とは、研究所のほかに大学など複数の施設が協力しておこなわれるものやが、その施設同士の情報共有をスムーズに行いたいと言うニーズがあったわけやな。

 

へぇ。インターネットの最初はそんな感じだったんですね。

 

ところが、先ほどのビルの間の橋の話のように、別々の施設のLANを繋ぐことは容易ではなかった。
当時は通信プロトコルなどない時代やからな。そんな中で相互通信ができるようになるには、相当な労力がかかったせや。
そんな経験を経て、ネットワークを支えるルールの重要性に気づき、各種の通信プロトコルが開発されていったわけや。
情報共有を行うために、まずはその基盤を整備していったんですね。

 

その通りや。
通信プロトコルが一通り整備されたのが1980年代。そこからインターネットは急速に拡大する。
多くの研究機関や企業、通信事業者などが、おのおの作ったLAN同士を次々に「インターネットワーキング」していったわけや。

え!インターネットって、誰か特定の会社が作ったんじゃないんですか?

 

違うで。みんなで作り上げたんや。
ルールを作り上げた上で、オープンにしたことで、様々な会社がクモ状に繋がっていったんや。
だからこそここまで急速に発展できたとも言える。

 

そうだったんですね!

 

インターネットワークは今も生きている

 

そんなわけで、インターネットの歴史にもやや触れたわけやが、インターネットワーキングがどんなことか、イメージできたかな。

 

はい、よくわかりました。あわせて今まで学習したことも振り返れて良かったです!

 

ふむ、それぞれの知識や技術も連携しているからな。今回の内容を踏まえて過去の学習内容を振り返ると、さらに理解が深まることやろ。

 

今まで個別にあった知識の間が繋がって、より意味のある知識になった気がします。あ、これってインターネットワーキングっぽいですね。

 

おぉ、言われてみると確かにせやな。
インターネットに限らず、世の中のものはそう言う性質があるものが多いのかも知れないなぁ。
今後も復習を忘れるんやないで。

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