ネットワークの基礎を勉強

【絶対分かる】インターネット接続に必要なISP(プロバイダ)とは?IXとは?

2017年12月11日

インターネット接続に必要なISP(プロバイダ)やIXとはなんですか?

 

 

そんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

・IPS(プロバイダ)とは
・インターネット利用のためのIPSと回線事業者の役割
・ISPの具体的な仕事内容
・IX(インターネットエクスチェンジ)とは
・インターネットの構成

 

 本記事の信頼性

インターネットを使用している人は、なにかの折に「ISP」や「プロバイダ」という文字を目にした人もいるかもしれません。ぼんやりと意味をイメージできている人もいるかもしれませんね。今回、そんなISPの役割と意味、どんなことをしているのかなどを解説します。普段あまり耳にしない「IX」にも触れ、インターネットの裏側をちょっと覗いてみましょう。

 

よくインターネット回線の売り込みに出てくる「プロバイダ」って?

 

すごく初歩的な質問かもしれないんですけど、
「プロバイダ」ってあるやないですか。僕、実はそのあたり良く分かってなくて・・・

 

おぉ、本当に初歩的な質問やな。驚くほどや。

 

そ、そんなにはっきり言わなくても…!
スマホだとDocomoと契約してますよね?でも家だとNTTとOCN?と、2つ契約してたり、
友達は家もスマホもauだと言ってたし、なんでそんなにパターンがあるの?と。

 

 

なるほど。確かにそこは非常にややこしい部分や。きちんと説明する必要があるな。

 

ぜひお願いします!

 

まずプロバイダの意味やが、略さずに言うと「インターネットサービスプロバイダ(以下ISP)」や。
インターネットへの接続サービスを提供している会社と言うわけやな。
基本的には、インターネットを使いたいと思ったら、必ずISPとの契約が必要になる。
まずはここまで覚えておくんや。

 

はい。わかりました。インターネットを使う上で、ISPと契約するのですね。

 

インターネット接続には「ISP」と「回線事業者」が必要

 

しょうたくんが気にしとった「スマホはDocomo契約だったり、家はNTTとOCNだったり」について解説しよう。
まず家のパターンからや。
この場合、ISPはOCNや。ではNTTは何かというと、回線事業者なんや。

 

ISPと回線事業者?位置づけが違うのですね。

 

そう。あとで説明するが、家であれ、スマホであれ、インターネット利用には必ず回線事業者とISPが必要。まずはこれを覚えておくことや。

 

ふむふむ、メモメモ…

 

それぞれの役割は、言葉にすると下記のとおりや。

 

 

ほぉ、ほぉ~。わかるような…わからないような。

 

回線事業者は、ISPまでの「ケーブル」と思えばわかりやすいかな。

 

なるほど!とってもわかりやすい!それもっと早く言ってくださいよ!

 

うむ…

 

あれ、じゃあそしたらスマホの場合はどうなるんですか?
Docomoとしか契約してないですけど…。
…あ!そうか!電波で通信してるからケーブルがない!だからISPしか出てこないんですね!?

 

まったく違うわい

 

ガーン

 

スマホの場合は、目に見えるケーブルが無いからとは言え、無線電波でISPに接続しているから、回線事業者は存在する。

 

え…じゃ、じゃあ…なぜ(弱気)

 

簡単な話や。ISPと回線事業者がともにDocomoなんや。
会社が同じだが、一社でそれぞれの役割を持ってるというだけの話や。

 

 

お、おぉぉぉ、なるほど、そっか、単純に考えれば良かった…
あ、ってことは、さっきのスマホと家がすべてauというのも…

 

そう、auが

  • 家のISP
  • 家からISPまでの回線事業者
  • スマホのISP
  • スマホからISPまでの回線事業者

をすべて提供しているわけやな。

 

 

なるほど~、すごくすっきり理解できました!
でも、インターネットってオープンなネットワークやないですか。
なぜISPとの契約が必須なんでしょうか?勝手に繋いだらダメなんですか?

 

ふむ、なかなか良い質問やな。
他のものに置き換えてみよう。
水道や電気などの、いわゆる生活インフラや公共サービスを使うためには契約が必要やろ?

 

はい。

 

言ってしまえばそれと同じや。
例えば川の水を安心して飲めるレベルに浄化したり、電気製品が安定して使えるように発電しようとしたら、相当な設備が必要やろ?

 

そうですね。ものすごい場所もとりそうだし、維持の手間もかかりそう。大変そうだ。

 

だから水道局や電力会社と契約するわけや。
インターネットを使用するためにISPと契約するのは、水道や電気を使用するために契約するのと同じや。

 

なるほど…
ってことはISPも、水道局や電力会社が水の浄化や発電をしてるのと同じように、インターネット利用にあたって何かをやってくれてるってことなんですか?

 

おぉ!またしても良い質問や!そう、その通りや。それについて今から詳しく説明しよう。

 

ISPはどんなお仕事をしているのか?

 

ISPの仕事をざっくり分けると、以下の3つや。

  1. 契約利用者をインターネットに接続するサービスを提供
  2. IXに接続してインターネットへの物理的な接続を行う
  3. ルーティング情報を交換し、利用者とインターネットが通信できるようにしている

 

え、え、なに…IX?ルーティング情報?

 

まさに利用者からは見えない仕事じやな。

 

なにやら、なにやら難しいことをしてるんですね…

 

うむ、まず①はわかりやすいやろ?

 

はい。先ほど説明してくれた内容ですよね。

 

せや。では残り②、③について説明しようか。
インターネットは、前回でも説明したように多くの会社がクモ状に接続し合って構成されている。
だからISPはISPで、インターネットに接続しなければならないんや。

 

おぉ、なるほど。ISP自体がインターネットの一部分に加わらなきゃいけないですもんね。

 

その通り。そのために、ISPも回線を用意してインターネットまで繋ぐわけやな。
そしてインターネットには、多くの会社が共同で設立した大規模なデータセンターがあり、そこにISPとの接続点を用意してある。
その接続点の名が「IX(インターネットエクスチェンジ)」や。

 

IX…ISPとの接続点。。。なんか、ISP用のISPみたいな感じですね。

 

ふむ、なかなかうまいこと言ったなぁ。そう、まさにISPから見たISP、それこそがIXや。

 

えへへ!

 

ちなみに、家からISPへの回線と、ISPからIXへの回線は規模が全く違うからな。
ISPに接続する多くの利用者が共用で使うから、当然やな。
高速回線を何本も束ねてIXに接続している。

 

なるほど、やっぱり水道局や電力会社と同じような設備がいるんですね…

 

ところで、ISPがIXに接続することを、なんと呼ぶか覚えているかな?

 

え!?ええ!?そんなこと教えてもらいましたっけ!?

 

教えたぞ。忘れたのか?

 

え…えっと、ISPがIXに…

 

ヒントはISPやIXの正式名称に隠されている。

 

ええええ?インターネットサービスプロバイダが、インターネットエクスチェンジに繋ぐ…
インター、ネット…あああ!インターネットワーキング!インターネットワーキングだ!
▶︎参考記事:【図解】インターネットワーキングとは?ネットワーク発展の鍵となる概念!

 

その通りや。よくぞ思い出した!

 

やった!
WANで繋いで、相互通信できるようにするインターネットワーキング!
ふふふ~、僕も身に付いてきましたよ

 

そう、その『相互通信できるようにする』がポイントや。ISPは、自分とIXをインターネットワーキングすることで、利用者とインターネット間の相互通信をできるようにしているんや。

 

?????

 

イメージが湧かんか。図で見るとこんな感じや。


引用:フレッツ光 乗り換えのポイント(プロバイダって何?)

 

おお、なるほど。僕らがインターネット上にあるいろいろなサイトに行けるのは、ISPが相互通信できるようにしてくれてるからなんですね。

 

その通りや。
さて、相互通信するにあたり、一番重要なことは、『お互いがどこにいるかを知る』と言うことや。

 

お互いが…どこにいるかを…知る…?

 

いつも当たり前のようにできているので意識しとらんやろうが、例えばGoogleのサイトを見に行きたいとする。おそらくGoogleのサーバは世界の遠いところにあるんやろうが、URL欄にGoogleと書けばGoogleのサイトを見れるやろ?
これはつまり、『インターネットに繋がった機器は、Googleへの行き方が分かっている』と言うことや。

 

インターネットの構造を考えたら、確かに凄いことですね。

 

同時に、Googleも各機器への行き方がわかっている。そうしないと、検索結果を相手に返せないからな。

 

あ、そっか。戻り道がわからないみたいな感じになっちゃうわけですね。
「相互通信」って、そういうことなのかぁ

 

そう、そしてその「相互通信」を実現するために必要なのが、「ルーティング情報」や。
呼んで字のごとく、経路情報。これをお互いが知っていることで、相互通信ができるわけやな。

 

ルーティング情報!最初に話しの出た、ISPの仕事の3つ目!

 

そう、ISPは、自分と契約している利用者がインターネットの世界と相互通信できるよう、インターネット側のルーティング情報を契約者に、契約者のルーティング情報をインターネットにそれぞれ知らせてる(交換している)わけやな。

 

なるほど~、物理的につないだ上で、そこにちゃんと通信が通るようにしているんですね。

 

ちなみに、勘の良いしょうたくんならわかっていると思うが、ルーティング情報も通信プロトコルの一部や。
▶︎参考記事:【具体例あり】通信プロトコルって?実はネットワーク発展の立役者!

 

お、おぉぉぉ!通信に必要な取り決め!通信プロトコル!も、、もも、もちろん気づいてましたよ~。あはは

 

ふむ…まぁ、よろしい

 

この世界のインターネットはこんな構成になっている!

 

ISPの仕事、なんとなく分かったかな?

 

はい!僕らの意識しないところで、いろんなことをしてくれてるんだなぁと。

 

そんな話を踏まえ、世界のインターネットの構造を書くと、こんな感じになる。

 


引用:BIGLOBE Inc. 2014

 

こうやって見ると、複雑だけど拡張性があるなぁ、って思いますね。

 

それこそがインターネットの特徴やからな。
ISPは世界規模のものから国内限定のもの、地域限定のものなど様々やが、利用者はどこと契約してもインターネットすべてにアクセスできるんや。
それは、ISPがISPとしての役割をきちんと果たしているからやな。

 

利用料金を払っている意味がわかりました(笑)

 

それも大いに意味があることや。
納得できないお金など誰も払いたくないからなぁ。

 

とてもすっきりしました。ありがとうございました!

 

また何かわからんことがあったら俺に聞くんやで!

-ネットワークの基礎を勉強
-,

Copyright© ワカテク【犬でもわかるITテクノロジー用語集】 , 2020 All Rights Reserved.