
そんな疑問にお答えします。
・LANとWANの言葉の意味
・LANとWANを分ける理由
・LANとWANの違い
ネットワークについて調べていくと、よく「LAN」「WAN」という言葉が出てくると思います。何がどう違うのか、なんとなくイメージはできているものの、ちょっともやもやしているという人もいるのではないでしょうか。今回はLANとWANの違いに焦点を当てて、解説してみたいと思います!
▼目次
LANとWAN!まずは言葉のおさらいから!

なんと言うか、近いネットワーク…みたいなイメージはあるんですけど、はっきり分かってなくて。
まさに「分かるようで分からないもの」と言えるもんや。
ちなみに、LANに対してWANという言葉もあるが、聞いたことはあるか?


ふむ、ではこのLANとWAN、まずは言葉の意味から解説するとしようか。
- LANとはLocal Area Networkの略で、日本語訳は「構内情報通信網」
- WANとはWide Area Networkで、日本語訳は「広域情報通信網」
といったところや。


厳密に言葉を覚える必要はないで。ここでは
LAN…近くて狭いネットワーク
WAN…遠くて広いネットワーク
くらいのざっくりとした理解で充分や。

LANとWANの関係は「家」に置き換えれば簡単に分かる!

なるほど、近くて狭いのがLAN、遠くて広いのがWAN、ですね…
う~ん…分かりるような…でも何か釈然としないというか…
近さも広さも、感覚的な話やないですか。境目が分からないというか…
そもそも、この2つを分けて考える必要があるんですか?
しょうたくん、自宅の部屋から近所のお店まで買い物に行くことをイメージしてほしい。


買い物に行くときの通り道を考えてみよう。
部屋を出て→廊下を通って→玄関から家を出て→道路を歩いて→店まで行く、合っているな?



部屋
↓
廊下(LAN:家族しか通れない、私有物)
↓
玄関
↓
道路(WAN:よその人も車も通る、公共物)
↓
お店

「ルータ」という装置を見たことがあるか?


先ほどしょうたくんが言った「近さも広さも感覚的なもの」は、まさにその通りで、
本来LANやWANは近さや広さで分けるのではなく、
ルータより内側をLAN、外側をWANと捉える方が自然やな。

【重要!】LANのポイントは「セキュリティ」、WANのポイントは「価値」

ただ、さっきも言ったのですが、この2つを分けて考える必要があるんですか?
1つは「セキュリティ」、もう1つが「価値」や。



LANのセキュリティは自分で守る!
先ほど、玄関を境に廊下と道路に分かれるという話をしたが、そこをもう少し分類してみよう。

自宅の廊下は言うまでもなく自分のものや。すなわち管理者は自分。
だから、玄関に鍵をかけるなどして、部外者が立ち入らぬよう自分で安全管理をしているわけやな。
それに対して道路は、自分の物ではない?

所有者は別の人、管理者も別の人や。しょうたくんが安全管理をする必要が無い訳や。



「価値」はWANがあるから得られる!
先ほど廊下や道路の話をした際の目的地は覚えているかな?










………はっ!そうか!なるほど!


普段そんな風に意識することがないから、腑に落ちるまで時間がかかりましたよ。


道路がなければお店(価値ある場所)にたどり着けないのと同じように、WANがなければGoogleやYahoo(価値ある場所)を閲覧したくてもできないというわけやな。


LANとWANに関するまとめ


はい!
・玄関から内側にある、自分で安全を管理する廊下がLAN
・外に出て、価値を得られる場所までの間にある道路がWAN
ですね!
実際、さまざまな場面においてLANやWANという言葉は使われるものの、区分があいまいに扱われていることは多い。


こういった概念を理解しようとする場合は、言葉だけを追いかけず本質的な違いで分類することが重要や。今後も同じような機会はあると思うで。「本質的な違いで分類する」この考え方を忘れないようにな。


…って、それなかなか簡単なことやないですけど、そう心がけるようにします!
また何かわからんかったら俺に聞くんやで!
