
ノードという用語を聞いたのですが、どのような意味なのでしょうか。教えてください。
このような疑問に回答します。
・ノードとは?
・TCP/IPって?
・ネットワークトポロジーって何?
ネットワーク関係の話で、ノードという言葉が出てくることがあります。あまり聞き馴染みのない方も多いと思いますが、一体どのような意味で、どのような場面で用いられるのでしょうか。ノードに関連して、リンクやトポロジーについても確認しましょう。
ノードとは?
ノードについてやな。ちゃんと理解しておく必要があるな。ノード(node)とは、日本語訳だと節点や結び目という意味になる。IT用語における意味やと、ネットワーク上における機器のことを指すんやで。例えばパソコンやスマホ、ルーターなどがある。


全てのコンピューターってイメージですか?
せやな。ネットワークにつながっている端末は全てノードと思ってええで。そして、このノードとノードをつなげているケーブルなどをリンクと言うんや。エッジと呼ぶこともある。


リンク!それぞれのノードをリンクさせているのですね!
そのとおりや。それぞれの機器をつなぐ役割がある。それから、ネットワーク上のすべてのノードは、自己を証明するためにIPアドレスを持っているんやな。


IPアドレス・・・つまり、住所のようなものですね!
せやな。IPアドレスは、コンピューターの住所のようなもので、TCP/IPネットワークに接続するノードには、必ずIPアドレスを割り当てる必要があるんや。


なるほど・・・TCP/IPって何でしたっけ?
TCP/IPって?
TCP/IPとは、ネットワーク上で通信するときに使うプロトコル、つまりルールの一つであり、最も使用されているものなんや。TCP/IPは「アプリケーション層」「トランスポート層」「インターネット層」「ネットワークインターフェース層」の4つの階層に分かれており、IPアドレスの「IP」はこのインターネット層に該当するんやで。


IPはインターネット層なのですね。
TCP/IPは階層になっていて、これによってネットワークの構造を表現しているんや。

インターネット層は、かなり重要な層なんやで。これがないと、IPアドレスの割り当てができないからな。


それは重要ですね!
ネットワークトポロジーって何?
ちなみに、ノード同士がつながれた形態で、ネットワークトポロジーというものがあるで。


ネットワークトポロジー?
せや。ネットワークトポロジーとは、ネットワーク上でのノード間の接続形態のことで、ノード間を環状につなぐリング型や直列につなぐライン型などがある。ネットワークを見える化したようなものやで。


他にはどのような形態がありますか?
スター型という形態もあるで。これは、一つのハブやスイッチに複数のノードを接続するイメージやな。ケーブルの配線が他のトポロジーと比べて自由度が高く、最もポピュラーなつなぎ方になるぞ。また、共用のケーブルに複数の端末を接続するバス型というタイプもあるで。

・リング型:環状に機器をつなぐ
・ライン型:直列に機器をつなぐ
・バス型:共用の回路(ケーブル)に複数の機器をつなぐ
・スター型:一つのハブなどに機器をつなぐ

色々なつなぎ方があるのですね!念のため、ハブとスイッチについても復習させてください!
ハブ(hub)は、ネットワーク機器やで。先ほども説明したが、スター型のトポロジーに対応していて、ネットワークの中心に位置する。複数のケーブルをそのハブに集約する。集線装置やな。


なるほど!スイッチも似たような感じですか?
スイッチ(switch)もネットワーク機器やで。スイッチは、受信したパケット(情報)の送信先を確認した上で、接続されている各端末にそのパケットを転送するかどうか判断するんや。


賢いですね!
ちなみに、ハブにスイッチの機能を付与したものを、スイッチングハブ(switching hub)と呼ぶから併せて覚えてよう。


わかりました!
まとめ
ノードやトポロジーについて、なんとなく分かったか?


はい!
・ノードはネットワーク上での機器
・TCP/IPは、ネット上の通信に関するプロトコル
・ネットワークトポロジーは、ノード同士がつながれたネットワークの形態

ですね!
うん、よろしい。


頭の中でイメージできるように、よく復習します!
せやで。頭の中でイメージして、実践で使えるようになるまで、よく復習するんや。これからも、わからんかったら俺に聞くんやで。
