モデム、ONU、ルータって何が違う?結局インターネット接続に必要なのは?

インターネット接続するにあたり、よく説明書などに「モデムが必要」「ルータを用意してください」などと書かれていますよね。

とりあえず言われるがままに用意したり、詳しい人に見てもらったりしてなんとかなったものの、いったいこれらの機器がなにものなのかわかっていない人も多いと思います。また、家によって機械の数も見た目も違ったりするのはなぜ・・・?と思ったことがある人もいるはず。

今回は、インターネット接続に必要な機器について説明していきたいと思います。




モデム、ONUとは何?



博士~、こないだ家のインターネットが繋がらなくなっちゃって、サポート窓口に電話したんですよ。

そしたら「モデムの電源を切って入れなおしてください」と言われて…

でもモデムなんて機械はうちになくて、ONUってのはあったのでそれの再起動はしてみたけど直らなくて、結局ルータを再起動したら直ったんですね。

で、サポートの人はルータのことは良くわからないと言ってて…


ふむふむ、落ち着くのじゃまきおくん。いろいろ大変じゃったが直って良かったの


そう、直ったのは良いんですけど。

でもなんかとってもモヤモヤしてて、あとで友達にもその話をしたら、友達の家にはモデムだけがあって、ONUもルータもないんですよ。それでまたわけがわからなくなって…

「モデムって何?」とか、「ルータは何のためにあるの?」とか、謎だらけなんです


ふむ、ふむ。そのあたりはなかなか業者やプロバイダなどからも十分な説明がなかったりするからのぉ。わからずに使ってる人も多いじゃろうな。


というわけで博士、モデムとかONUとかルータとか、それぞれの役割とか教えてくれませんか?


ふむよろしい!何気なく使うのと、理解した上で使うのとでは納得感が違うからの。

インターネット接続に必要な装置は5つある


いきなり結論から入るが、インターネット接続に必要な装置は5つある!


5つ!?僕の家にそんなにたくさん機械ないですよ!?


慌てるでない。この5つのうちには、パソコンなど端末も含まれておる。

1がパソコンやスマホ、そこから順に通信していって、5の回線終端装置を出てインターネットに繋がるわけじゃ


モデムとONUは、両方「回線終端装置」になるんですね。


そうじゃ。そこについて説明しようかの。

回線終端装置の種類は2つ


自宅でインターネットを使用する場合、通信業者の回線を家の中に引き込むことになるが、その回線の終端につけるのが「回線終端装置」じゃ。


おぉなるほど、そのまんまの名前ですね。


じゃろう?ここが通信業者の持ち物と、家の中の持ち物との境目になるわけじゃな。
まきおくんがサポートに問い合わせたときに「ルータのことは良くわからない」と言われたのはそのためじゃ。ルータは通信業者の持ち物ではなかったわけじゃな。


なるほど。ルータは自分で買ったんだっけな…どうだったっけ。


…なんと、忘れたのか。


う~ん、確か無線LANをしたくて買ったような。どうだったかなぁ…


そんなことでは困るぞ。ネットワーク知識を身に付けたいならば、細かなことまでわからなくとも、どの機械を誰が何のために導入したか、それくらいは把握しておくべきじゃ。


…ごもっともです。あとでちゃんと調べておきます…


話を戻すが、回線終端装置でよく言われる機械が「モデム」じゃ。
そしてこれは、契約しているインターネットの種別によって、大きく2つの名称に分けられる。

  • モデム:ADSLなど「電話線」を使用したインターネット接続
  • ONU:「光回線」を使用したインターネット接続


なるほど~。あ、モデムってのはADSLだけで、光回線では使わないんですね?


厳密にはそうじゃ。ただしここでちょっとややこしい話があっての。昔からある電話線と、比較的新しい光回線はなにかと対比されることが多い。そのため、電話線でいうところのモデムに対比させる形で、ONUのことを「光モデム」などと呼ぶこともある。


おおお、実際はそう言う製品名じゃないのに、わかりやすさ重視でそう呼ばれちゃうんですね。


そうじゃ。とは言え実際のところ、「回線終端装置=モデム」と言ってしまっても、現実的に困るシーンもそうないじゃろうがな。

ちなみに深く覚える必要はないが、回線終端装置の役割は通信の変換じゃ。パソコンやスマホのデータは、実はそのままでは電話線や光回線を通ることができない。

だからそれぞれの回線に合わせた形で通信の変換を行う必要がある。これを「変調(変調したものを戻すことは「復調」)」と呼ぶのじゃ。頭の片隅にでも残しておくが良い。


は~い


…深く覚えなくても良いとは言ったが、メモくらいは取っても良いぞ

分岐装置やネットワーク中継装置


次にネットワーク中継装置、これがいわゆるルータじゃ。まきおくんの家にもあるやつじゃな。

ちなみに…以前にも説明したが、ルータには別の呼び方があるのを覚えておるかな?


ええええええ…ルータは教えてもらったけど、別の呼び名…え、なんだっけ。


メモを取らぬからそうなるのじゃ!一度前の記事を読み直して来るが良い


は、はい…。…あああ!わかりました「ゲートウェイ」!玄関のゲートウェイ!


そうじゃ。すなわちルータが、LANとWANの境目となるわけじゃな。
LANを守るためのセキュリティ設定なども、ここで行う事が多い。


え…うちのルータにそんな設定した覚えないけど、大丈夫かな…


まぁ大丈夫じゃ。だいたいどのルータも、必要最低限の設定はあらかじめされておるからの。そう心配することもないじゃろう。

なおブラウザを使ってルータにアクセスすると、いろいろ状態の確認や設定変更などができるものが多い。機会があれば見ておくと良いぞ。


わかりました!ちょっと気になるのであとで見てみようっと。


次は分岐装置、HUBや無線LANの親機がこれにあたる。

機能は単純じゃ。今まで説明した回線終端装置やルータは1本の線で繋がっているが、パソコンやスマホを複数台つなげたいという家は多い。

そのためLANを分岐させるためにHUBや無線親機が必要なのじゃ。電源のタップと同じじゃな。


ふむふむ、メモメモ。このへんはとってもわかりやすいですね

……え!?あれ!?は、博士、ちょっと待ってください。無線LANは分岐装置なんですか!?僕、無線LANをやりたくてルータを買ったはずなんですけど…あれ?こんがらがってきた。


ふむ、よくぞ気づいた。そしてそれこそが、今回まきおくんが頭を悩ませているポイントでもある。次で解説するぞ

頭を混乱させる「内蔵装置」


インターネットに必要なのは5つの装置と言ったが、そんなにたくさんの機械を置かなくてもインターネットは使えている。これはどういうことか?それは、ひとつの機械で複数の機能を内蔵している物があるからじゃ。


へぇ、そんなこともできるんですねぇ。


小さな機械と言えど少なからず場所はとるし、電源コンセントも必要だったりするからの。いくつかの機能を1つにまとめることは多いものじゃ。

こんなパターンはよくある光景じゃろう。


ああ~、僕の家のパターンはまさにこれだなぁ。


ただ忘れてはならないことがある。例えどれだけ機械が集約されていようとも、5つの機能とその順序は変わらないということじゃ。
機械の数は少なくなっても、機能が減っているわけではない。これを覚えておくようにな。


そうかぁ,だから友達の家には見た目的にはモデムしかなかったんですね。


うむ、お友達はおそらくこのパターンじゃろう。


なるほどぉ!

まとめ


さて、インターネット接続に必要な各機器の役割、わかったかの?


はい!とってもよくわかりました!


これがわかっていれば、今後トラブルがあったときや、友達の家のインターネットの不具合を調査するときにも応用が利くじゃろう。


はい、今まで教えてもらったことに比べると、とても身近で実践的な内容でした!


これから目にする機会も多いじゃろうから、覚えておくように。
なおくれぐれも復習を忘れぬようにな。少年よ大志を抱け!